GINGA MAGAZINE

人と自然とコーヒーと

EFRICA中嶋です。みなさまコーヒーはお好きですか？

私の住む岩手県宮古市に“さとう衣料店”という地元では有名なセレクトショップがあります。震災前よりお付き合いがあるのですが、お店の半分では地元の小中学校のジャージや婦人服を扱い、もう半分にはそんじょそこらでは買えないアパレルブランドの逸品が並ぶというカオスなお店でした。震災で被害を受け、現在は移転し営業されています。

さとう衣料店を営む佐藤さんご夫妻はファッションの他、コーヒーに関してもプロフェッショナルで、理論と習得した焙煎技術を用いて珈琲豆の直売もされております。自家焙煎された珈琲豆は岩手県内の喫茶店やバーガーショップの他、アウトドア好きには馴染みのある大人気ブランドNANGAさんの店舗に卸すなどその腕前は折り紙付きです。

 https://satocoffeebeans.ocnk.net/product/20

EFRICAでは“さとう珈琲豆直売”さんとタッグを組んで珈琲豆の販売をスタートさせました。

その名も“自然から頂戴するエフリカブレンド”

 長きにわたって放送された北海道富良野を舞台にした“あのドラマ”の完結作に出てくるフレーズから着想しております。『自然から頂戴しろ、自然はお前らを死なない程度に食わしてくれる』自然に感謝しつつましく生きろというメッセージに涙があふれた方も多いのではないかと思います。大自然を五感で味わい、ほんの少しの幸せを自然から頂戴する。そんな想いが込められた珈琲豆です。佐藤さんからのアドバイスもいただき、鮮度にこだわり焙煎したての豆をお届けするため、発送は週一回、毎週日曜日までにいただいたご注文を水曜日に発送するスタイルで販売しております。

自然から頂戴するエフリカブレンド　深煎りブレンド珈琲豆 (内容量200g)

生産国へ直接足を運び、契約農家や生産者との信頼を通じて買い付けられたスペシャルティコーヒー。風味豊かな生豆は神戸や横浜の倉庫から定温で管理され宮古まで。その大切な豆を理論を大切にしっかりと焙煎し、心を込めてひとつひとつ手作業で袋詰めしています。豆のままでのお届けです。

※ブレンドの配合や使用する生豆は時期により変更することがあります。(グアテマラ、ブラジル、コロンビア産等)

 深煎りならではの苦みと酸味のバランスの良く飲みやすいブレンドに仕上がっています。

おいしいコーヒーを特別なカップで

次はこだわった珈琲豆にあう雰囲気のあるカップに出会ったお話を。岩手県盛岡市にある家具屋Holz。2004年にオープンし国内外の機能的でデザイン性に優れた家具を販売し、様々な空間をプロデュースしています。店主の平山くんは同級生で学校こそ違えど同じクラブ活動で切磋琢磨した仲です。Holzでは自社での製品も多く手掛けていて、その中のひとつ、スタッキングできるオリジナル木製カップ”Kasane Kop” (カサネコップ) が今回紹介したい製品です。

イメージは昔ながらの喫茶店や食堂やレストランなどで、たぶん誰しもが一度は見た事のある馴染みのカタチ。素材はガラスだったりプラスチックだったり、現在は陶磁器のものなども見かけます。そんな一見普通のカタチを一からフラットな目線で見直し、岩手県の木地師(horimoku)と共に試作を重ね、木で製作。温かい飲み物も冷たい飲み物もどちらも普通に使える日常のコップですが、見慣れたカタチなだけに逆にとても新鮮な雰囲気に仕上がっています。底面にはLot番号などをレーザー加工し、箱にはほぼ実寸で箔押しを施しております。フォルム、質感、佇まい、アウトドアシーンでも雰囲気を盛り上げる逸品です。

 人と自然とコーヒーと。時間を豊かにする道具とその道具を扱う人。取り囲む自然。自然の中で心豊かな時間を過ごすとき、そこにEFRICAの製品があれば…と考えながら日々過ごしています。みなさまのライフスタイルにEFRICAという選択肢ができるような提案をしていきたいです。