GINGA MAGAZINE

EFRICAとオコゼパン

  • 2022.07.28
  • PRODUCTS STORY

EFRICAの中嶋です。


400年の歴史を持つ南部鉄。言わずと知れた岩手県を代表する伝統工芸品です。岩手県奥州市水沢で170年以上続く南部鉄工房 及富さんとアウトドア製品の共同開発を始めて早一年。

及富さんとの出会い→https://www.efrica.jp/magazine/magazine-591/


共同開発の第一弾としてマタギたちが御守にしたオコゼの干物を模した南部鉄玉を作製し、2022年4月にクラウドファンディングにて販売を開始。全国より目標の200%に迫るご指示、ご協力を賜りました。


そしてこの度、EFRICA×及富の南部鉄アイテム第二弾となる二枚一組のスキレット”オコゼパン”が完成。こらもクラウドファンディングにて先行販売を行い、お陰様をもちまして124%でゴールし、いよいよEFRICAストアでの一般販売を開始いたします。


 


◆EFRICA×オコゼパン

鉄製品開発あたり、こんなのあったいいなと思っていたアイテム、アイデアがいくつかあり、その中のひとつが具に制限のないホットサンドメーカーでした。
私の考えを伝えるべく、ダンボールで模型を作り、機能を解説する動画を撮って及富さんにプレゼン。その模型が原型となりオコゼパンの型作りがスタートしました。ホットサンドパンというイメージで始まった開発ですが、二枚のスキレットを重ね合わせられるというギミックから、ホットサンドに限らず、様々な料理に使えるものにシフトチェンジし試作を重ねました。アルミ製サンプルの段階で片方の焼き面に施した山の部分の高さや間隔、持ち手の長さ、グリップ部の触感、焼き面の縁の角度やアールなど微調整を繰り返しました。実際に鋳造してできた鉄のファーストサンプルで初めてホットサンドを焼いたときの感動は忘れられません。


EFRICAが大事にしているのは作り手が見えるものづくりです。人と道具の繋がり、関わり方は時代の流れとともに少しずつ変わってきました。大量生産、大量消費となった現代でも脈々と受け継がれてきた伝統を守りながらものづくりと向き合う職人さんがいます。オコゼ鉄玉、オコゼパンは伝統的な製法で最初から最後まで職人の手が入り作られています。その手から生まれた道具は商品である前に作品です。実際に生型製法によりひとつひとつ作られていく工程を目にし、職人さんの仕事への誇りや想いを感じ、ものづくりへの向き合い方を学びました。


 


◆製造工程

実際に鉄を流し込む型を秘伝の砂から作ります。鉄器の型を作る様子。生型製法と呼ばれる技法。砂の調合、水分量、細かさを管理するには熟練の技が必要です。


 


汲(ゆくみ)に入った鉄を型に流し込む工程。鉄の温度が製品の良し悪しを左右するため、肉眼で見極めながらの作業。


 


鋳造後、型から出されたオコゼパン。


 


型から取り出した鉄はをヤスリや砥石を用いて、一つひとつ丹念に仕上げられます。すべての工程に人の手が加わっています。


 


EFRICAの想いを作家さん、職人さんが丁寧に”かたち”にしてくださいました。我々の大好きな自然あそびで気持ちが高まるギアです。この背景とストーリーがある作品を多くの方に感じていただきたいです。


 


 


OKOZE PAN オコゼパン

◆EFRICA×及富の南部鉄アイテム第2弾!!二枚一組のスキレット販売開始。

二枚一組の特性を活かしていろいろな使い方、調理が可能です。お好みの食材をサンドしハサミ焼き。ホットサンド、お肉がおいしく焼けます。無骨な角形スキレット、鉄が醸し出す雰囲気も味わってください。

その形状からダッチオーブンのように炭を上にのせたり、そのまま炭や焚き火の中に豪快に突っ込めるワイルドなアイテムになっています。お肉をスキレットに乗せたらもう片方のスキレットで閉じて両面焼きにすれば熱がお肉の中まで通り、ふっくらとおいしく焼けます。オコゼパンだからできる調理法です。また、二枚一組という構造を利用して餃子やチジミ、お好み焼きもお手のもの。焼きながら開けて中の焼き具合を確認できるのも特徴のひとつ。もちろん、それぞれがひとつずつスキレットとして独立して使用できるため、片方でお肉を焼いて、もう片方ではアヒージョといったように分割で使っても良し。焼き面がちょうど食パンサイズなので大きすぎず、小さすぎない絶妙なサイズ感です。
ホットサンドを焼くときはロックせずスキレットの重みでプレスをかけるため程よい圧が掛かります。具だくさんのホットサンドメーカーも多くリリースされていますが、オコゼパンは挟んだ後にロックしませんので、そもそも中の具の量に制限がありません。分厚いカツや大きなコロッケ、コンビニのから揚げや、チキンを2、3枚挟んでも全然オッケー!表裏をひっくり返しながら焼いてください。オコゼパンはソロキャンプではいろいろな料理を作る相棒となり、ご家庭でも調理器具兼、器として食卓にアツアツの料理を提供します。

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